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2007年01月 アーカイブ

2007年01月01日

BootcampとParallels

MacBook Proのセットアップを行っています。といっても主にWindows周りなのですが。

Bootcamp 1.1.2

導入が簡単と言われているBootcampですが、簡単だと思い込んで何も考えずに試したところ意外に苦戦しました。ポイントは下記。

当初、SP2でないXPをインストールしたところ起動すらしませんでした。SP2のディスクでインストールしてもMacintosh Drivers CDのインストール中にブルースクリーンが出たりと少々不安定。Windows Updateをあらかじめ行った上でMacintosh Drivers CDをインストールすることでなんとか安定しました。WindowsXPからのMacBook Proのデバイスの認識があやしく、トラブルが発生するとキーボードやマウスを認識してくれないことが多々あります。safe modeで入ろうとしてもキーボードを認識しておらずENTERキーが打てないことなどもあったり。USBマウスとキーボードを用意しておいた方が良いようです。

なんとかインストールが終わると、あっさりとFFXIが動作しました。ベンチマークも3のHighで約4000と予想以上の数値で満足。


Parallels (Beta3, Build 3106)

Coherenceモードなどで話題沸騰中のParallelsも使ってみました。intel Macならこれを使わないといけません。こちらもなかなか苦戦しました。

自分的な結論。

  • 現時点ではBootcampパーティションのXPをParallels経由で動作させるべきではない。
  • 頻繁にアップデートしてるので公式のドキュメントを読んで作業をすべき。(Parallels Tools for Boot Campの動作の違い等、どんどん変化しているのでblog情報を頼りに作業を進めるのは危険です。というかハマりました。orz)
  • USB接続のキーボードとマウスを用意すべき(Bootcampに同じく。)
  • Vista x64はインストール不可
  • Vista x86はAirmacが使えない

アプリケーションの速度は噂通りかなり高速。Coherenceモードでの実行も十分に実用レベルです。快適にBecky!を使うことができました。ただ、やはりβのためアップデートがかなり速いので、そろそろ安定板をリリースしてもらいたいところです。Vistaについては64bit版はインストールすらできませんでしたが、32bit版であれば問題なく動作します。Coherenceモードも利用可能でした。しかしAirmacが使えず、また動作も少し遅めなので常用は難しいと判断して削除。

WinXPであればBootcampでもParallelsでもかなり快適に動作するのでなかなか良さそうです。しかしBootcampパーティションのXPをParallelsから起動するのはまだ時期尚早のようです。双方から起動するたびにハードウェアが変化したと見なされ、再認証をWindowsから求められてしまいます。しかも再認証は回数制限付き。これはやめておいたほうが無難そうです。
無線LANの利用は当初やりかたがわからなかったのですが、こちらをみて設定したら簡単に利用できました。

そんな感じで取りあえずMacBook ProのWindows環境の構築が終わりました。買ったのはMacなのにWindowsのセットアップばかりしている気がします。結構疲れました。


3台目にして、はじめてまともなスペックのMacを購入しました。Mac/Win/UNIX全てを使うことができますしいずれの動作速度も申し分なし。今年はこのMacBook Proでいろいろと楽しめそうです。

2007年01月04日

今年のピアノ目標

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さて年も明けたということで今年もやりたいことは山ほどあるのですが、取りあえずピアノについて書いておこうと思います。

一昨年の11月からピアノを習い始めて約一年。サボったりしながらも週一のレッスンに通っている効果はかなり出てきました。独りだと気分が乗らない時期に放り投げてそのまま終了となる可能性がとても高いのですが、毎週先生の前で弾かなければならないとなるとさすがに多少は練習しないと恥ずかしい。この恥ずかしさが、わざわざ習いに行く最大のメリットかなと思います。案の定2〜3ヶ月ほとんど練習しなかった時期もありました。

近頃は元のレベルに戻りつつあるのが感じられて楽しい感じです。元々大したレベルではありませんが・・。年末からはソナチネを一旦終えて、メンデルスゾーンのベニスの舟歌に挑戦中。段々イメージ通りに弾けるようになってきました。

さて今年に達成したいことはこんなところ。

  • ピアニシモを綺麗に弾けるように。(・・無理かも。)
  • 譜読みの速度と指の動きを最盛期の状態に戻す
  • 発表会に出る。(出ろと言われているorz)
  • ショパンを弾く。(ショパン弾いたことないんです。できればエチュード。)
  • リストを弾く。(もう一回愛の夢が弾きたいな、と。)
  • 練習時間2倍。(週に1〜2回しか弾いていないので効率悪すぎ・・。)
  • レパートリーをいくつか持つ。(今はその時の課題曲しか弾けないので)

さてどこまでできるか。練習時間を増やせればすべて達成できそうな気もします。

貸スタジオを借りて本物のピアノで練習するようになってから練習が楽しくなりました。デジタルピアノは楽器を弾いているという感じがなく面白くありません。また、いろんなピアノを弾くようになって初めて、グランドピアノとアップライトピアノの音の響きの違いもなんとなく感じ取れてきました。グランドピアノが良いというよりはアップライトの響きに少しだけ違和感を感じます。音源が耳に近すぎるせいかも。やはり楽器は生音でないとだめだなぁと痛感したのでした。

2007年01月05日

入門Ajax 増補改訂版

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入門Ajax 増補改訂版を読了。JavaScriptにまつわる、クロスブラウザ対策という名のバッドノウハウを愛する男の半生を描いた物語・・・・でなくてえーとAjaxの本だったっけ。

自作ライブラリを用いたサンプルが多かったのには少し閉口しましたが、クロスブラウザ対策に関する記述が充実している点については良い本でした。ただ同じ事柄の説明を繰り返す事が多いので内容は薄め。昔からJavaScriptと言えばとにかくブラウザ依存が問題でしたが、それが今も全く変わらず広範囲にわたって存在することがわかってちょっとげんなりしました。

取りあえずXMLHttpRequestのresponseTextの話は収穫でした。まとめるとこんな感じ。

  • responseText/responseXMLは基本的にUTF-8で記述すべきものである。
  • responseTextに日本語が含まれるとSafari等で文字化けするため、Apache側でutf-8を明示するか(しかし完全ではないらしい)、escape→decodeURIComponentでエンコード&デコードすることでUTF-8として処理できる。SafariはISO-8859-1と見なしているらしい。
  • responseTextでトラブルが起きることが多いので、データをXMLにしてresponseXMLで取得する方が確実。

参考
http://jsgt.org/ajax/ref/charset_test/responsetext/test_1_make_table.php
http://kawa.at.webry.info/200511/article_9.html
http://la.ma.la/blog/diary_200609220110.htm
http://shimax.cocolog-nifty.com/search/2006/11/safariajax_4802.html

それにしても本当にバッドノウハウだらけです。ブラウザの実装を吸収してくれるはずのライブラリは過渡期で乱立しまくりだし日本語対応となると枯れているようでもない。対策を立てるとすぐにブラウザがバージョンアップする地獄は解決しそうにないですが、しかしブラウザ依存の情報を集めながらバッドノウハウを貯めていく楽しさは今も健在だとも感じたのでした。

2007年01月09日

Subversionのインストールと使い方

そろそろ必要だなと思い、バージョン管理ソフトSubversionを試してみました。環境はMac OSX 1.4.8。

インストール

Darwinportsでインストール

# port install subversion

リポジトリの作成

svnadminでリポジトリを作成。

# cd /Users/myuser/
# mkdir svn
# cd svn/
# svnadmin create repos
# ls -la /Users/myuser/svn/repos/
total 16
drwxr-xr-x 9 root myuser 306 1 9 00:46 .
drwxr-xr-x 4 root myuser 136 1 9 00:46 ..
-rw-r--r-- 1 root myuser 229 1 9 00:46 README.txt
drwxr-xr-x 5 root myuser 170 1 9 00:46 conf
drwxr-xr-x 2 root myuser 68 1 9 00:46 dav
drwxr-sr-x 10 root myuser 340 1 9 00:46 db
-r--r--r-- 1 root myuser 2 1 9 00:46 format
drwxr-xr-x 11 root myuser 374 1 9 00:46 hooks
drwxr-xr-x 4 root myuser 136 1 9 00:46 locks

リポジトリに「svn://〜」でアクセスするためにsvnserveを設定。

# cp /Users/myuser/svn/repos/conf/svnserve.conf /Users/myuser/svn/repos/conf/svnserve.conf.orig
# vi /Users/myuser/svn/repos/conf/svnserve.conf
[general]
anon-access = read
auth-access = write
password-db = passwd
realm = My First Repository

パスワードを設定しておく。※平文なのでパーミッションに注意すること。

# vi /Users/myuser/svn/repos/conf/passwd
[users]
# harry = harryssecret
# sally = sallyssecret
myuser = testpasswd

ターミナルの文字コードはUTF-8にしておく。クライアント側の表示設定も変更しておくこと。OSX標準のターミナルの場合は、[ターミナル→ウィンドウ設定→文字コードエンコーディング]で「Unicode(UTF-8)」を選択。

# setenv LANG ja_JP.UTF-8

svnserveを起動する。

# svnserve -d


ごく簡単なチュートリアル

以下は実際の作業を想定した操作方法チュートリアル。のつもり。

構成元ディレクトリ・ファイルを用意

# mkdir /Users/myuser/tmp
# cd /Users/myuser/tmp/
# mkdir trunk
# mkdir branches
# mkdir tags

trunk、branches、tagsという三つのディレクトリを作成するのが一般的らしいので取りあえず作っておきました。ここではディレクトリだけですがファイルも含めることができます。

構成元ファイルをリポジトリに追加する。-mで適当なコメントを添えることができる。

# setenv SVN_EDITOR vi
# svn import /Users/myuser/tmp/ svn://localhost/Users/myuser/svn/repos -m "initial import"
認証領域: My First Repository
'root' のパスワード:
認証領域: My First Repository
ユーザ名: myuser
'myuser' のパスワード:

追加しています /Users/myuser/tmp/trunk
追加しています /Users/myuser/tmp/branches
追加しています /Users/myuser/tmp/tags

リビジョン 1 をコミットしました。

※初回だけ、ここで「svnは、キーチェーン"X509Anchors"を使用する必要があります。」というダイアログが出てパスワード入力を求められましたが何のパスワードを入力すべきかよくわかりませんでした。入力エラーを何度か間違えたところエラーとしてそのま進んだので取りあえず放置。(´・ω・`)

注意点。

データをインポートした後でも、もとのツリーがバージョン 管理下に入ったわけではないのに注意し てください。作業を始めるには、まずそのツリーのための新しい作業コ ピーをsvn checkoutコマンドで作る必要が あります。「Subversion によるバージョン管理」より

とのことですが、これがわからずしばらく混乱しました。importしたディレクトリはsubversionの管理下に入ったわけではないようです。

作業コピー 用ディレクトリの作成

# mkdir /Users/myuser/workspace

チェックアウトでリポジトリのデータを作業ディレクトリに持ってくる。

# cd /Users/myuser/workspace
# svn co svn://localhost/Users/myuser/svn/repos/
A repos/trunk
A repos/branches
A repos/tags
リビジョン 1 をチェックアウトしました。

以後、作業コピーである「/Users/myuser/workspace/repos」以下のファイルを更新していきます。内容が確定したらリポジトリにチェックイン(=コミット)していきます。svn ***系の操作コマンドはこの作業コピーのディレクトリ以下でしか使えないようです。

ファイルを作成する。

# /Users/myuser/workspace/repos
# echo "subversion test1" > trunk/test1.txt
# echo "subversion test2" > trunk/test2.txt
# svn add trunk/test1.txt
A trunk/test1.txt
# svn add trunk/test2.txt
A trunk/test2.txt

チェックインでリポジトリのバージョンを上げる。上記のように、svn addで明示的に追加しないとチェックインしてもリポジトリに入らない。ファイルやディレクトリの追加、削除、移動を行った場合には常にsvn ***を実行する必要がある。

# svn ci -m "2files generated"
追加しています trunk/test1.txt
追加しています trunk/test2.txt
ファイルのデータを送信中です..
リビジョン 2 をコミットしました。

ファイルを編集する。

# vi trunk/test1.txt
subversion test1
ktkr!!
# svn ci -m "test1.txt modified"
送信しています trunk/test1.txt
ファイルのデータを送信中です.
リビジョン 3 をコミットしました。

基本的な流れはこんな感じのようです。

使い方

上記ではリポジトリからローカルにコピーしたファイルを編集してチェックインしていますが、リポジトリのデータを直接操作することもできます。
以下は、リポジトリに直接アクセスしてディレクトリのmoveを行っています。

# svn mv svn://localhost/Users/myuser/svn/repos/tags svn://localhost/Users/myuser/svn/repos/tags2 -m "rename tags dir"

リビジョン 4 をコミットしました。

このように、リポジトリのデータが書き換えられた場合にローカルの作業コピーと同期をとる必要があります。こんな感じです。

# svn update
D tags
A tags2
リビジョン 4 に更新しました。

現在の変更状況とリポジトリとの比較もできます。

# vi trunk/test1.txt
subversion test1
ktkr!!
uhawwww okwwww
# svn diff
Index: trunk/test1.txt
===================================================================
--- trunk/test1.txt (リビジョン 4)
+++ trunk/test1.txt (作業コピー)
@@ -1,2 +1,3 @@
subversion test1
ktkr!!
+uhawwww okwwww

trunk/test1.txtの最後の行が追加されていることがdiffの結果からわかります。

ファイルの変更履歴の確認はこんな感じ。

# svn log trunk/test1.txt
------------------------------------------------------------------------
r3 | myuser | 2007-01-09 01:31:06 +0900 (火, 09 1 2007) | 1 line

test1.txt modified
------------------------------------------------------------------------
r2 | myuser | 2007-01-09 01:28:44 +0900 (火, 09 1 2007) | 1 line

2files generated
------------------------------------------------------------------------

リポジトリから任意のリビジョンのデータを出力することもできます。

# mkdir /tmp/oops/
# svn export svn://localhost/Users/myuser/svn/repos -r 3
A repos
A repos/trunk
A repos/trunk/test2.txt
A repos/trunk/test1.txt
A repos/branches
A repos/tags
リビジョン 3 をエクスポートしました。

exportした場合は、チェックアウトとは異なり作業コピーにはならないようです。このディレクトリのファイルを更新してsvn ***コマンドを使っても何もおきません。


その他、いろんな事ができるようです。
駆け足でSubversionを試してみましたが、なかなか面白かったかも。

2007年01月13日

日本語版TracをMac OSXにインストールする

trac_logo.jpg

Subversionを入れたらやはりTracを入れるのがスジだと思い、取りあえずMacOSXにインストールしてみました。

日本語版Tracをインストール。

# wget http://www.i-act.co.jp/project/products/downloads/trac-0.10.3-ja-1.zip
# unzip trac-0.10.3-ja-1.zip
# cd trac-0.10.3-ja-1
# python setup.py install

コマンド類が妙な場所に入ってしまいましたがアンインストールできないのでそのままにしておきました。setup.pyに引数を指定した方が良さそうです。取りあえずtcshにパスを追加しておきました。orz (改行されないのでところどころスペースを入れています)

# vi ~/.cshrc
setenv PATH /opt/local/bin: /bin: /sbin: /usr/bin: /usr/sbin:/opt//local/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.4/bin

Tracプロジェクトの作成。前回作ったSubversionのリポジトリを指定する。

# mkdir /Users/myuser/workspace/trac
# trac-admin /Users/myuser/workspace/trac/project1 initenv
Project Name [My Project]<
Database connection string [sqlite:db/trac.db]<
Repository type [svn]<
Path to repository [/path/to/repos]< /Users/myuser/svn/repos
Templates directory [/opt/local/share/trac/templates]<


Trac付属のHTTPサーバを起動

# tracd --port 8000 /Users/myuser/workspace/trac/project1

下記にアクセスすると

http://127.0.0.1:8000/project1

こんなエラーが出ました。

Traceback (most recent call last):
File "/opt/local/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.4/lib/python2.4/site-packages/trac/web/main.py", line 387, in dispatch_request
dispatcher.dispatch(req)
File "/opt/local/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.4/lib/python2.4/site-packages/trac/web/main.py", line 207, in dispatch
populate_hdf(req.hdf, self.env, req)
File "/opt/local/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.4/lib/python2.4/site-packages/trac/web/main.py", line 75, in populate_hdf
hdf['trac'] = {
File "/opt/local/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.4/lib/python2.4/site-packages/trac/util/datefmt.py", line 65, in format_datetime
return unicode(text, encoding, 'replace')
LookupError: unknown encoding: X-MAC-JAPANESE

検索したところこちらに対策があったので試したところうまくいきました。下記のファイルを修正。

# vi /opt/local/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.4/lib/python2.4/site-packages/trac/util/datefmt.py
# encoding = locale.getpreferredencoding()
encoding = 'euc_jp'

再びアクセス。問題なし。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

http://127.0.0.1:8000/project1


tracdを毎回起動したくないのでapacheで使うための設定を行います。当初mod_pythonを試そうと思ったのですがちょっと手強かったので妥協してCGIに。darwinportsなのでtrac.cgiのパスがやたらと長いです。

# vi /private/etc/httpd/httpd.conf

ScriptAlias /trac /opt/local/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.4/share/trac/cgi-bin/trac.cgi
<Location "/trac">
SetEnv TRAC_ENV_PARENT_DIR /Users/myuser/workspace/trac
</Location>
# apachectl graceful
# chown -R www:www /Users/myuser/workspace/trac/


下記にアクセスすると、作成したプロジェクトが一覧で表示される、と。

http://127.0.0.1/trac/

取りあえずインストールはできたので遊んでみようと思います。

cf. http://mist.suenaga.cse.nagoya-u.ac.jp/trac/wiki/TracCgi

2007年01月14日

FreeBSD 6.0でSubversion + Trac環境を作る

前回、前々回とMacOSXで行っていた作業をFreeBSDでも行っておきました。
クライアントとしては非常に使いやすいMacOSXですが、今のところサーバとして運用する気にはなれません。

取りあえずportsでSubversionをインストール

# cd /usr/ports/devel/subversion
# make WITH_MOD_DAV_SVN=YES WITH_APACHE2_APR=YES WITHOUTBDB=YES
# make install

リポジトリを作成。

# mkdir /home/svn
# cd /home/svn/
# svnadmin create repos
# vi repos/conf/svnserve.conf
[general]
anon-access = read
auth-access = write
password-db = passwd
realm = My First Repository
# vi repos/conf/passwd
[users]
myuser = testpasswd
# chown -R svn:svn repos

お約束の文字列をrc.confに追加して

# echo svnserve_enable="YES" >> /etc/rc.conf

標準の起動スクリプトで svnserve を起動・・と思ったら起動しない。

# /usr/local/etc/rc.d/svnserve.sh start
Starting svnserve.
su: unknown login: svn

自動的にユーザとグループが作られないようなので作成する。

# pw groupadd -n svn -g 90
# pw useradd -n svn -u 90 -g svn -d /nonexistent -s /nonexistent

デフォルトだと svnserve に -r オプションがついているので該当箇所をコメントアウトしておく。

# diff -u /usr/local/etc/rc.d/svnserve.sh.orig /usr/local/etc/rc.d/svnserve.sh
--- /usr/local/etc/rc.d/svnserve.sh.orig Sun Jan 14 17:11:17 2007
+++ /usr/local/etc/rc.d/svnserve.sh Sun Jan 14 17:12:01 2007
@@ -30,6 +30,6 @@
rcvar=`set_rcvar`
load_rc_config $name
command=/usr/local/bin/svnserve
-command_args="-r ${svnserve_data}"
+#command_args="-r ${svnserve_data}"

run_rc_command "$1"

改めて起動、と。

# /usr/local/etc/rc.d/svnserve.sh start

ついで今回はWebからリポジトリを見られるようにしておく。何の意味があるのかわかりませんが。

適当にVirtualHostの中に書いておく、と。

# /path/to/httpd.conf
<VirtualHost example.com:80>
...
...

<Location /svn>
<IfModule mod_dav.c>
Dav svn
SVNParentPath /home/svn
</IfModule>
<LimitExcept GET PROPFIND OPTIONS REPORT>
Deny from all
</LimitExcept>
</Location>
</VirtualHost>

これでWebからリポジトリが参照できるようになります。mod_dav_svnモジュールが必要ですが、portsで入れたところ勝手にhttpd.confに記述されていました。

http://hostname/svn/repos/

プロジェクトをインポートして適当に使っていく、と。

# svn import ~myuser/files/ svn://localhost/home/svn/repos -m "initial import"
# cd ~myuser/project/
# svn co svn://localhost/home/svn/repos
# ...
# ...

SSH経由で使う場合はこんな感じです。

# svn list svn+ssh://hostname/home/svn/repos

日本語版Tracのインストール

# cd /usr/local/src/
# wget http://www.i-act.co.jp/project/products/downloads/trac-0.10.3-ja-1.zip
# tar zxvf trac-0.10.3-ja-1.zip
# cd trac-0.10.3-ja-1
# python setup.py install
# mkdir /home/trac
# cd /home/trac
# trac-admin /home/trac/repos initenv
Project Name [My Project]>
Database connection string [sqlite:db/trac.db]>
Repository type [svn]>
Path to repository [/path/to/repos]> /home/svn/repos
Templates directory [/usr/local/share/trac/templates]>


仮起動。http://hostname:3690/にアクセス可能に。

# tracd --port 3690 /home/trac/repos/

CGIの設定。ここではtrac.cgiをコピーしてきました。trac.cgiにアクセスすると動作します。

# cd /path/to/docroot
# cp /usr/local/share/trac/cgi-bin/trac.cgi .
# chown -R www:www /home/trac/repos/
# vi .htaccess
SetEnv TRAC_ENV_PARENT_DIR /home/trac

MacOSXではうまくいかなかったmod_pythonの設定。

# cd /usr/ports/www/mod_python3
# make install
# vi /usr/local/etc/apache22/httpd.conf
追加
LoadModule python_module libexec/apache22/mod_python.so

ユーザに管理者権限を与えておく。(※2007/01/21 追加)

# trac-admin /home/trac/repos/ permission add myuser TRAC_ADMIN

# vi /usr/local/etc/apache22/Includes/virtual.conf

<Location /trac>
SetHandler mod_python
PythonHandler trac.web.modpython_frontend
PythonOption TracEnvParentDir /home/trac
PythonOption TracUriRoot /trac
</Location>
<Location "/repos/login">
AuthType Basic
AuthName "myproject"
AuthUserFile /home/trac/.htpasswd
Require valid-user
</Location>

試したらApacheのログにSegmentation fault出まくりでしたw

[Sun Jan 14 22:59:11 2007] [notice] child pid 56627 exit signal Segmentation fault (11)
[Sun Jan 14 22:59:11 2007] [notice] child pid 56626 exit signal Segmentation fault (11)
[Sun Jan 14 22:59:11 2007] [notice] child pid 56625 exit signal Segmentation fault (11)
[Sun Jan 14 22:59:11 2007] [notice] child pid 56624 exit signal Segmentation fault (11)

OSXの時にうまくいかなかったのは(成功していないのでなんとなくですが)Pythonのライブラリパスが通っていなかったような気がするのですが、今回は単に権限の設定でした。

マルチプロジェクトを扱う場合はtracのrootからApacheで読み書きできる権限にしておく、と。

# chown -R www:www /home/trac/
# apachectl restart

あっさり成功。高速にTracが動作するようになりました。ヽ(´ー`)ノ

cf.
http://www.machu.jp/diary/20050923.html
http://tach.arege.net/trac/wiki/TracModPython

2007年01月16日

CVSupでports ツリーを最新の状態にする

いつも忘れてしまうのでメモ。

cvsupのインストール

# cd /usr/ports/net/cvsup-without-gui/
# make install

portsツリーを最新にする内容のsupfileを読み込んでcvsup実行。(約三時間)

# cvsup -L 2 -h cvsup.jp.freebsd.org /usr/share/examples/cvsup/ports-supfile


portupgradeはなんとなくイヤ。

cf.
http://www.freebsd.org/doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/ports-using.html
http://www.freebsd.org/doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/cvsup.html

2007年01月18日

Mac OSX のウィンドウを最大化する方法

MacではWIndowsと異なり、各ウィンドウを画面全体に最大化することができません。これはちょっと不便に感じていました。
探したらやり方を見つけたのでメモ。

Stoplightというソフトを使えば各ウィンドウの最大化が実現できます。

  1. 事前にSIMBLをインストールしておく(省略)
  2. RegistしてStoplightをダウンロード。
  3. /Library/Application Support/SIMBL/Pluginsに「Stoplight.bundle」をコピー
  4. Stoplight.prefPaneをダブルクリックしてインストール


これでシステム環境設定にStoplightが表示されるので、後は「Default Behaivors」の「Zoom」を「Fill Screen」にすればOK。これでウィンドウの左上にある緑の「+」ボタンをクリックするとウィンドウが最大化するようになります。
アプリケーションを登録してアプリ単位で挙動を変えることもできます。私の環境ではFinderは「Default Behaivors」の設定を変更してもウィンドウが最大化しなかったので登録したところ、OS再起動後に可能になりました。
※Finderは/システム/ライブラリ/CoreServices/Finderにあります。

また、Closeの設定を変えると最後のウィンドウを閉じた時にアプリケーションを終了することもできるようです。

ですが、このソフトにはバグがあるようです。インストールすると「Default Behaivors」の「Close」が「Quit If Last Window」となっていますが、この状態ではOSの再起動、シャットダウンが不可能になります。これを「Mac OS Default」にすれば問題は解決します。

・・・・少し焦りました。

2007年01月21日

次の課題曲

年末年始にかけて貸スタジオで集中的に練習した甲斐あって、ベニスの舟歌は一応合格。アーティキュレーションの練習にはぴったりでした。さてこれからしばらくメンデルスゾーンをいろいろ弾くのかな〜と思っていたら、先生から意外なコメント。

「これで発表会ね」

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(゚Д゚ )ハァ? 発表会??


取りあえず発表会に出るかどうかは保留にしておきましたが、次はチャイコフスキーを弾くことになりました。聞いたことないからCD買わなきゃ・・。

About 2007年01月

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