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2007年07月 アーカイブ

2007年07月01日

SiI3114なSATAカードでFreeBSDにHDDを増設。

以前、PCIにSATAを増設するカード(SD-SATA3114-150I)をもらっていたのでHDDを増設することにしました。マザーが古いのでSATAが非搭載なのです。

FreeBSDのSil3114チップ対応は微妙っぽいですが、対応はしている↓ようなので試しました。環境はFreeBSD 6.0。

# man ata | grep 3114
     Silicon Image:  SiI0680, SiI3112, SiI3114, SiI3512.

# dmesg | grep 3114
atapci1: <SiI 3114 SATA150 controller> port 0xbc00-0xbc07,0xb800-0xb803,0xb400-0xb407,0xb000-0xb003,0xac00-0xac0f mem 0xdffff800-0xdffffbff irq 16 at device 12.0 on pci0

取りあえずHDDをつないだSATAカードをPCIに挿して認識を確認、と。


次にsysinstallでフォーマットします。

# sysinstall
FreeBSD Configuration Menu
->Configure
->Fdisk
->ad10に合わせてENTER
->Cキーを押してスライス作成
->[OK]連打
->Qで抜ける。

Install Boot Manager
->Standard
->「Select Drive(s)」に戻ってきたら、Cancel

FreeBSD Configuration Menu
->Label
->Cキーを押してパーティションを作成
->FS
->[OK]
->Wキーを押して書き込み
->警告は無視して[OK]

->Qで抜ける。
->[Cancel]
->[X Exit Install]

これだけで、新しいディスクが初期化してマウントされた状態になります。便利♪

# df
Filesystem    1K-blocks      Used     Avail Capacity  Mounted on
/dev/twed0s1a   1982798    119620   1704556     7%    /
devfs                 1         1         0   100%    /dev
/dev/twed0s1e   3965678     54340   3594084     1%    /tmp
/dev/twed0s1f 222625660 193872222  10943386    95%    /usr
/dev/twed0s1d   3965678    462468   3185956    13%    /var
/dev/ad10s1d  473015558         6 435174308     0%    /home1

直後の状態。/usr使いすぎでした・・・。


# vi /etc/fstab 
# Device                Mountpoint      FStype  Options         Dump    Pass#
/dev/twed0s1b           none            swap    sw              0       0
/dev/twed0s1a           /               ufs     rw              1       1
/dev/twed0s1e           /tmp            ufs     rw              2       2
/dev/twed0s1f           /usr            ufs     rw              2       2
/dev/twed0s1d           /var            ufs     rw              2       2
/dev/ad10s1d            /home1          ufs     rw              2       2
/dev/acd0               /cdrom          cd9660  ro,noauto       0       0
/dev/acd1               /cdrom1         cd9660  ro,noauto       0       0

次に自動的にマウントされるようにfstabに追加しておきます。(赤字の部分。)

あとは再起動後、動作を確認して完了。取りあえず60GB程書き込んでみましたが問題はなさそうです。


UNIXでのHDDの増設は初めてですが思ったよりも簡単でした。これでガンガンHDDを追加していくことができます。満足。ヽ(´ー`)ノ

参考
http://nhh.mo-blog.jp/ttt/2006/01/vmware_freebsd_8f58.html
http://www.jp.u4ia.net/contenz/FreeBSD/add_hdd.html

キサラギ

070406_kisaragi_main.jpg
「キサラギ」を観てきました。

2時間の舞台の尺の中に詰め込むべきものをありったけ詰め込むとしたらどのような脚本を作るか?、という問いの回答がこれなのだろうなぁ、という印象。

伏線を駆使した展開、物語の意外性、間合い、笑い、役者の持ち味を生かした立ち回り、先を期待させる構成の妙。その全てが融和して一級の演劇を作り上げています。
映画という表現技法を活用できているのかと言われると疑問ですがそれは三谷作品も同じですね。是非、舞台でも上演してもらいたいものです。

何度も観てみたいなぁという気にさせられます。素晴らしいエンターテインメントでした♪

2007年07月16日

ニコニコ動画をスクレイピング & FLV保存するPerlモジュールを作ってみた。

毎日楽しくニコニコ動画を見ていたら、ランキングデータをテキストデータで取得して自分ランキングを作りたくなりました。そんなときはPerlだなーとかりかり書いていたら、なんだかモジュールっぽいものになりました。折角だから晒してみます。ツッコミ歓迎。

WWW::NicoVideo [pod]

使い方

 use WWW::NicoVideo;
 my $n = new WWW::NicoVideo( 'mail', 'password');
 
 # ランキング情報を取得する
 my $data  = $n->ranking(
                 span => 'weekly',
                 type => 'mylist',
                 all => 1
             );
 
 # 任意のタグ一覧情報を取得する
 my $data = $n->tag(
         word => '孔明の罠',
         type => 'view',
         all => 0,
 );
 
 # 動画再生ページの情報を取得する
 my $data = $n->entry('sm23336');

使用例

以下のように書くと...

use WWW::NicoVideo;
my $n = new WWW::NicoVideo('mail', 'password');
my $data = $n->tag(
                word => 'エアーマンが倒せない',
                type => 'res_many',
                all => 1,
);
print Dumper( $data );

このような結果が得られます。

$VAR1 = [
  {
    'vid' => 'sm583230',
    'view' => '146324',
    'time' => '3分48秒',
    'thumb_url' => 'http://tn-skr.smilevideo.jp/smile?i=583230',
    'title' => '単位は落とせない',
    'short_comment' => '「エアーマンが倒せない」を、替え歌してみた。テストとかレポートに追われて焦っているので歌ってみま...',
    'res' => '38225'
  },
  {
    'vid' => 'sm416040',
    'view' => '497190',
    'time' => '3分48秒',
    'thumb_url' => 'http://tn-skr.smilevideo.jp/smile?i=416040',
    'title' => 'エアーマンが倒せないを歌ってみました(勝手にフルバージョン)',
    'short_comment' => 'せら様とのコラボはこちら→sm542936(追記:2007.7.1)てつくずおきばのせら様制作の「エアーマンが倒...',
    'res' => '34899'
  },
(以下略)

詳細はpodに書きましたが、ランキング情報をハッシュで取得することができます。


取得したデータを見ているだけで楽しいものです。ここで終えるはずだったのですが、なんとなくflvデータもダウンロードもできるようにしてみました。以下のような書き方ができます。

 my $data = $n->tag(
                word => '古畑任三郎',
                type => 'view',
                all => 1,
 );
 my @list = map { $_->{vid}  } @$data;
 $n->save_flv(
         \@list,
         path =>  '/tmp/',
         code => 'euc-jp',
 );

上記は、/tmp以下に「古畑任三郎」タグのFLVデータを全て保存します。

save_flvには「sm9999」のようなIDを渡して使います。複数ある場合は上記のように配列リファレンスで渡すこと。codeはファイル名の文字コード。OSXならutf8が吉。shift-jisも一応指定可能。残念ながらコメントは保存できません。コメントなしの元動画が保存されます。

運営側が少し仕様を変更しただけで動かなくなる可能性が高いですが、興味のある方はどうぞ。ちなみに負荷が心配なので、all => 1にしても3ページ目以降は取得しないようにしてあります。気になる人は中身を修正してください。

2007年07月20日

MRTGインストール on FreeBSD + CPU温度監視

トラフィックがみたいなぁと思ってまたMRTGを入れときました。簡単。

# cd /usr/ports/net-mgmt/net-snmp
# make install
# cp /usr/local/share/snmp/snmpd.conf.example /usr/local/share/snmp/snmpd.conf
# vi /usr/local/share/snmp/snmpd.conf
com2sec local     localhost       PUBLIC
com2sec mynetwork 192.168.0.0/24      PUBLIC
 
#group MyRWGroup       v1         local
#group MyRWGroup       v2c        local
#group MyRWGroup       usm        local

# ps ax | grep snmpd
# snmpwalk -v 1 -c PUBLIC 192.168.0.100

# echo 'snmpd_enable="YES"' >> /etc/rc.conf
# /usr/local/etc/rc.d/snmpd.sh start

# cd /usr/ports/net-mgmt/mrtg
# make install
# rehash
# cfgmaker PUBLIC@192.168.0.100 > /usr/local/etc/mrtg/mrtg.cfg
# vi /usr/local/etc/mrtg/mrtg.cfg
WorkDir: /usr/local/www/apache22/data/mrtg
Options[_]: growright, bits

CPUの温度監視にはmbmonを使います。

# cd /usr/ports/sysutils/mbmon
# make WITHOUT_X11=yes
# make install

# vi /usr/local/etc/mrtg/mrtg.cfg
Target[temperature]: `/usr/local/bin/mbmon -c 1 -T 4 -u -n | sed '/¥.[0-9]$/s/¥.//'`
MaxBytes[temperature]: 1000
Title[temperature]: System Temperature
PageTop[temperature]: <H1>System Temperature</H1>
Options[temperature]: nopercent, gauge, absolute, unknaszero, growright
Factor[temperature]: 0.1
YTicsFactor[temperature]: 0.1
YLegend[temperature]: Temperature
ShortLegend[temperature]: degrees
Legend1[temperature]: CPU Temperature
Legend2[temperature]: M/B Temperature
LegendI[temperature]: CPU Temp.
LegendO[temperature]: M/B Temp.

# /usr/local/bin/mrtg /usr/local/etc/mrtg/mrtg.cfg

テスト。

# vi /etc/crontab
*/5  *   *   *   *   root  /usr/local/bin/mrtg /usr/local/etc/mrtg/mrtg.cfg

最後にindexを作っておく。

# indexmaker /usr/local/etc/mrtg/mrtg.cfg > /usr/local/www/apache22/data/mrtg/index.html

おわり。

参考

  • http://www.softbreeze.jp/contents/freebsd/mrtg.html
  • http://nadmin.org/howto/temperature.html

2007年07月26日

ニコニコ動画の再生・コメント数増加傾向をグラフ化してみた

「ニコニコ動画中心の生活だね〜」と言われるほどに、帰宅したらすぐニコニコを見るような毎日。テレビより遙かに楽しいこのメディアの成長と、次のブレイクのタイミングをデータで追ってみたいなと思ったので、最上部に表示される「再生」と「コメント」を5分おきに取得し、5分間の増分データをMRTGに食わせてみました。

日グラフ(5分間 平均)

週グラフ(30分間 平均)

月グラフ(2時間 平均)

年グラフ(1日 平均)


ニコニコ動画の再生・コメント数データは、毎時00分〜25分までは全く数値の増加が見られず、30分〜45分にかけてはその後と比較して2〜3倍の増加が見られます。これらの値は正しい再生数に思えないので計測の除外対象としました。このためこのグラフは、毎時50分〜05分間の15分間のみのデータの統計となっています。

週グラフ以下の各データの数値は、30分以上の間隔の平均値であるため正しくありません。1時間のうち15分間しか計測していないことを考慮すれば、正しい値が推測できるかと思います。


取りあえず、ピーク時には5分間に約7000回の再生数、約1800回のコメント数があることがわかりました。

上記のグラフはリアルタイムに更新しています。わくわくしながら、今後の推移を見守ります。

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