ということでSeattleにてiPad 16GBをゲット。最終日に行ったら16GBだけ在庫がありました。同日17時に3G版が発売されると聞いていたのですが飛行機の時間に合わないため無理でした。ドコモが対応するというニュースが出ていたのでちょっとだけ残念。
Bellevue SquareのApple Store。
買いたてほやほやのiPadさん。
開けるとこんな感じ。箱のサイズとiPadのサイズがほぼ同じ。上げ底で厚くしてありました。
紙一枚のマニュアルに、取りあえずシンクしてねと書いてあるのでMacとつなぐ、と。
Macに繋ぐと最初から日本語表示でした。使用には特に問題なし。iPadのApp Storeを起動すると「App Storeはこの国では使用できません。」と表示されて使えませんが、Mac側のiTunesのApp Storeでアプリを追加さればiPadアプリは問題なく使えます。
お約束としてまずGmailをセットアップしてGoogleカレンダーを同期。
複数のカレンダーが同期されずに困りましたがこちらで書かれているやりかたでうまくいきました。「http://m.google.com/sync」にアクセスした後で「言語を変更」をクリックしてEnglishにする必要があります。
メール、カレンダーは画面が大きく見やすいレイアウト。とても使いやすい。
YoutubeやMapなどの使い勝手もとても良さそうです。使うかどうかはわかりませんが。
取りあえずiPad用のアプリをいくつか入れて試してみました。こんな感じ。その他、iPhone用アプリも使えます。
Alice for the iPad-Lite
ArtStudio for iPad
Asphalt 5 HD
Evernote
forScore
NowPlaying
TweetDeck for iPad
USA TODAY for iPad
Virtuoso Piano Free 2 HD
銀のコーシカ 第一章
東京カレンダー
実際にアプリを試してみると購入前とは大きく印象が変わりました。
まず、700gの重量があるのでAlice、東京カレンダー等の電子書籍を片手で読む事は難しい。両手でホールドするかテーブルに置く方が良さそうです。ただグレア液晶なので、置くと反射してとても見づらいのが難点。
独自CPUのせいなのか反応速度はとてもよく、ゲームデバイスとしてもiPhoneより遥かに多くのことができそうです。レースゲームAsphalt 5 HDを入れてみましたが特に問題なく楽しめました。重いので長時間持ち続けないといけないゲームには向かないかも。
この中でのおすすめはAlice、Evernote、forScore、TweetDeck for iPad。
Aliceは飛び出る絵本のような書籍の新しい可能性を見せてくれるし、EvernoteはドキュメントビューワーとしてiPhoneよりも実用的。写真立てのように据え置きにしてTweetDeckを表示しておくとTwitterフリークには受けそうです。forScoreはとにかく楽譜が沢山入っていて素晴らしい。これで大量の楽譜を持ち歩く必要がなくなるかも。(オリジナルPDFも読めるようですがやり方不明。)
iPadは「見る」ことに主眼を置いているデバイスだと感じます。このようなblogを書いたり写真を整理したりプログラムを書いたりWebサイトを作ったり絵を描いたり画像を加工したり文書を作成したりというような、何かを「作る」ということはiPadではほぼできないと考えた方が良さそう。「作る」ことはMacのようなコンピュータに任せて、メールや動画やWebサイトや写真や文書を「見る」ことに特化したデバイスを作ってみたのかなぁ、というのがファーストインプレッションでした。
もちろんキーボードをつければそれなりにいろいろ書いたりできますが、iPadの本領はそっちではない気がします。そして、インターネットを「見る」だけで終わらせてしまう人が大半なのではないかとも思います。
まずはこの重くてホールドしづらい端末を両手で支えていろんなものを見てみたいところです。もしかすると何か新しい欲求が出てくるかもしれません。それに期待したい。