さくらのVPSでmod_pagespeedを試してみました。
wget https://dl-ssl.google.com/dl/linux/direct/mod-pagespeed-beta_current_x86_64.rpm wget https://dl-ssl.google.com/linux/linux_signing_key.pub rpm --import linux_signing_key.pub yum localinstall mod-pagespeed-beta_current_x86_64.rpm vim /etc/httpd/conf.d/pagespeed.conf # Allow from localhost Allow from all /etc/init.d/httpd restart
インストール。
ab -n 1000 -c 100 http://www.example.com/
apache benchでたたいてみる。
※mod_pagespeed適用前
1st: Requests per second: 408.60 [#/sec] (mean)
2nd: Requests per second: 429.57 [#/sec] (mean)
3rd: Requests per second: 443.29 [#/sec] (mean)
avg: 427.15
※mod_pagespeed適用後
1st: Requests per second: 321.29 [#/sec] (mean)
2nd: Requests per second: 365.26 [#/sec] (mean)
3rd: Requests per second: 381.68 [#/sec] (mean)
avg: 356.07
単純計算で19.96%、約20%の性能アップが認められました。対象ページはJavaScriptなし、軽めのCSSとHTMLのプレーンなもの。重めのページだとより実感できるかも。高速化のロジックから考えて、firefoxなどのクライアントPCの方が効果が出ると考えると、それなりに体感できる速度アップが望めそうです。FreeBSD版もでないかな。
追記(2010/11/08):コメント頂いて大きな勘違いに気づきました。動的にHTMLの書き換えを行うためRequests per secondの数値が低下しており、単純なHTTP通信的には性能がダウンしています。この負荷と引き換えにUAに最適化されたHTMLが出力されるため、クライアントPCでの表示は速くなるはずです。上のCPUリソースが潤沢なマシンであれば効果的ですが、さくらのVPSのような環境で利用すると、サーバ要因で逆に遅くなってしまう可能性もあるかもしれません。
参考:
http://havelog.ayumusato.com/develop/server/e164-mod-pagespeed-install.html
http://d.hatena.ne.jp/sfujiwara/20101104/1288841616
コメント (3)
こんにちは。
mod_pagespeedについて調べていたら辿りつきました。
abの結果についてですが、Requests per secondは、1秒間に何回リクエスト処理できたかを示すものなので、数値が大きいほうが早い…ということじゃなかったでしたっけ?
結果を逆に貼り間違えたのか、ab上ではパフォーマンスが落ちたのか気になります…。
投稿者: zaru | 2010年11月08日 12:21
日時: 2010年11月08日 12:21
コメントありがとうございます。
見間違いか!?と思ってやりなおしてみましたが結果は同様でした。
mod_pagespeedはクライアントPC側の表示速度を速くするかわりにサーバ側は動的なHTML変換の負荷が増大するため、abのパフォーマンスは低下するようです。他のサイトでも同様でした。CPU/MEMリソースがあまりないサーバで使うと逆に表示が遅くなる可能性もありそうです。
内容をきちんと理解せずに書いてしまいました。失礼いたしました。
投稿者: ts | 2010年11月08日 14:02
日時: 2010年11月08日 14:02
追加検証、ありがとうございます。
大変参考になりました。
投稿者: zaru | 2010年11月09日 11:28
日時: 2010年11月09日 11:28